FX予想

アセンダント社 山中康司先生による価格.comオリジナル為替週報!

6月19日(月)

FX取引に役に立つマーケット情報の今週の予想と前週のふりかえりをまとめて紹介しています。その他、当週報独自のドル円(日足)チャートや前週の主要通貨ペアレート(週間レンジ)も掲載。FX取引で予想をする参考にしてみてはいかがでしょうか。

今週の予想 -イベントが一巡しもみあいの週-

ここ10日ほどで主要中銀の金融政策決定会合が終わり、日欧は予定通りの現状維持、どちらも出口政策に対する思惑も上がりましたが、そうしたテーマはまだもう少し先といった感じで新たな材料とはなりませんでした。いっぽうで、FOMCが予定通り0.25%の利上げを行ったもののバランスシートの縮小について、時期、金額とも示すと一歩踏み込んだ方向性を示したことでドル買いの材料となりました。

また、注目の低かった英中銀MPCでは利上げを主張する委員が1名から3名へと増加してきたことで、徐々にタカ派のプレゼンスが増し、次の利上げは英国と2年くらい前に聞いたようなセリフが改めて聞こえてきています。これで、一連の金融政策については短期的には方向性が見えてきたことで、いったん材料とはしにくい状態となってきました。

また週末に行われたフランス総選挙の決選投票では、マクロン新党の躍進が補強され、単独過半数を取ることが確定です。フランス政治の安定とともに、果たして新しいフランスを目指せるのかどうか、今後のお手並み拝見ということになるでしょう。お手並み拝見と言えば、最近公約の実現も停滞気味でロシアゲート問題で人気も落ち気味のトランプ政権は、そろそろ人気取りで何か目立つことをやるのではないかという気もします。

さすがに北朝鮮への空爆は無いでしょうが、通商政策もなかなかトンネルの出口が見えない中、比較的圧力をかけやすい日米間の通商政策は最も気になるところ。米中100日計画もその後進展したとの話は聞こえてきませんし、通商対応や為替問題に時々触れて来るホワイトハウス高官の動きを見ていると、そろそろ次の動きが出て来ることでは無いかと感じています。

政策と日柄を結びつけることも無理がありますが、今週は米国株を中心に反転しやすい日柄が連続していて、週全体が、株、商品、為替、金利といった全ての市場において警戒すべき一週間となっています。こうした時に、出て来るニュースというのは大きな影響が出たり、後々尾を引いたりする可能性があるため、ニュースにも注視すべき週と言えます。

テクニカルにはどうでしょうか。日足チャートをご覧ください。今週は動きも鈍くなってきたので、3月末以降のチャートを拡大表示しました。

直近では、FOMC後にいったん安値を付けたことで、先週安値108.83と6月高値(111.71)〜5月下旬の戻し高値(112.13)に挟まれるもみあいとなってきていることがわかります。今週以降に何かがきっかけとなって円高の流れが再開する可能性が高いと見てはいますが、チャートを客観的に見るともみあいと判断することになります。

5月高値(114.38)と6月安値(108.83)の半値戻しが111.60、61.8%戻しも112.25とこれらのターゲットも、ほぼ上記の高値と近い水準にあり、これらの水準を明確に上回らない限りは、6月安値(108.83)を再度試しに行く展開が今後やってくると言えそうです。

今週のドル円は111.00の大台をサポートに112.00レベルをレジスタンスと、次の円高前のもみあいの一週間を見ておきます。

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FX週報の注意

・前週主要レート(週間レンジ)
表の始値は全て東京午前9時時点のレート。為替の高値・安値は東京午前9時〜NY午後5時のインターバンクレート。10年債先物(JGB)は大証の公表値。
・その他
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