マンガでわかる！FXとは？ FXの仕組みと始め方を解説

FXはForeign Exchangeの略称で、正式名称は「外国為替証拠金取引」。「日本円」や「米ドル」など、2つの異なる通貨を売買し、その差額で利益を狙う投資のことなんだ。

「米ドル」が安いときに「日本円」から両替して、「米ドル」が高くなったときに「日本円」に両替すれば、その差が利益になるってわけか。

FXでは、「安いときに買って、高いときに売る」（買い）だけじゃなくて、「高いときに売って、安いときに買い戻す」（売り）こともできる。為替がどう動くかによって、投資方法を変えることができる。

FXは外貨を取引するから、「円高」に動くと思えば「（ドル）売り」で入ればいいし、「円安」に動くと思えば「（ドル）買い」で入ることで、利益を狙えるんだな。

「てこの作用」の意味で、少ない資金で大きな金額の取引ができることを指す。国内のFX業者の場合、投資家の証拠金の最大で25倍までの取引が可能だ。つまり、10万円の証拠金がある場合は250万円までの取引ができることになる。

最初から大きな金額を用意できなくても、利益を狙えるんだな！

FXの取引が行われる外国為替市場は、日本時間の早朝に開くウェリントン市場から日本時間の翌朝に閉まるニューヨーク市場まで、24時間、世界中で市場が開いている。だから投資家も24時間好きなときに参加できる。日本時間の22時〜2時は比較的値動きも大きいんだ。

なるほど、それなら日中仕事をしていても、夜の時間を使って投資できそうだ。

俺の場合は日中仕事があるから、中長期取引のほうがやりやすいかもしれないな。

低金利の通貨で高金利の通貨を買うと、2つの通貨の金利差をスワップポイントとしてもらえる。通貨を1日持ち越すごとに発生するから、長く保有するほどもらえる量も増える。
ただし、高金利の通貨を売って低金利の通貨を買うと、逆にスワップポイントを支払う必要があるから要注意だ。

取引する通貨の金利も気をつけたほうがいいな。

FXの利益には、20.315%（所得税15%＋住民税5%＋復興特別所得税0.315%）の税金がかかる。会社員（年収2,000万円以下）の場合、年間の利益が20万円を超えると確定申告が必要になる（自営業やフリーランスなどの場合は年間利益38万円）。仮に損失が出た時も確定申告することで、翌年以降3年間は損益通算が可能だ。たとえば翌年に利益が出た場合、そこから今年の損失分を差し引けるってわけ。

会社員でも確定申告が必要になったり、したほうがいい場合があるんだな！