テクニカル分析とは?その手法とチャートの基本

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2014年8月12日掲載

コラム

テクニカル分析とは?その手法とチャートの基本

FXの「テクニカル分析」とは 今回からFX取引を行う場合に知っておくと役立つテクニカル分析の基礎と実践について書いて行きます。初心者から中級者の方を対象に進めていきますが、各回ともちょっとしたツボも紹介しますので、お付き合いの程どうぞよろしくお願い致します。

テクニカル分析とは『過去の価格から将来の値動きを予測する』手法

そもそも「テクニカル分析」とはなんでしょうか。テクニカル分析を定義すると、過去の価格と出来高のみを材料に将来を予測する手法と言え、通常はファンダメンタル分析と対比的に扱われることが多い分析手法です。ただし、FXの場合、シカゴの通貨先物取引を除いて出来高の分析が行われることはほとんどありませんので、ほぼ過去の価格のみを材料に将来を予測する手法と言ってしまってもよいでしょう。MT4などのチャートツールのなかには、出来高の表示もありますが、これは各FX業者のティックの値動きを出来高に代用しているだけですから、いわゆる出来高とは異なることには注意してください。

以下の表は、MT4のツールメニューからヒストリーセンターを開き、米ドル/円日足の時系列データから2014年6月2〜13日の四本値(始値、高値、安値、終値)を表示したものです。


4本値はテクニカル分析の元となる!

過去の価格のみを材料にするわけですから、このような表を使った分析でも立派にテクニカル分析と言えます。しかし、私も含め一般人にこの表で将来の相場を予測しろと言われても無理があります。そこで、この四本値のデータをチャートとして表示させ、更にそのチャートにテクニカル指標を併せて表示させることで相場を予測することとなります。

4つの要素をビジュアル化したのがチャート

チャートの種類には、四本値のうち終値だけを用いるラインチャート、三本値(高値、安値、終値)を用いるバーチャート、そして四本値全てを用いるローソク足があります。チャートを表示させるとわかりますが、使うデータの数が多いほど情報量は多くなります。順にラインチャート、バーチャート、ローソク足のチャートです。


終値だけのラインチャート!


高値、安値、終値の3本値が入ったバーチャート


4本値すべてを使うローソク足チャート

基本的にローソク足を使って説明を行いますが、ラインチャートやバーチャートにも意味が無い訳ではありません。ラインチャートは終値(FXではNY時間の午後5時)の折れ線チャートですから、ザラ場(1日の取引時間全て。FXの場合はNY午後5時〜翌日午後5時の24時間)でつけた高値や安値といったノイズ(多すぎる情報)を排除したい場合には有効です。またバーチャートはローソク足と違って幅がありませんのでより長期間を表示してもつぶれずに表示することが出来ますし、次回説明するチャートパターンを見る時にはスッキリと表示される分、見やすくなります。

ローソク足チャートが示すモノとは

ローソク足の示す意味についても説明しておきましょう。ローソク足は陽線(終値>始値)と陰線(終値<始値)で表示され、通常は陽線が白、陰線が黒の色を用いて示されます。海外では陽線が黄緑、陰線が赤という色がよく使われますが、色については自分が使いやすい(=分析しやすい)色で構いません。ここでは、基本の白と黒で説明します。


上昇を示す陽線(左側)と下落を示す陰線(右側)

ローソク足は始値と終値で示される部分を実体と呼び棒で示します。また、ザラ場の高値と安値をそれぞれ上ひげ、下ひげと呼び線で示します。上の図中にある記号は、O=始値、H=高値、L=安値、C=終値を示し、この四本値で表示させるローソク足自体の形や、複数組み合わせた時の形で相場の転換点や値動きの加速といった分析を行うことになります。しかし、ローソク足のみの分析には職人芸が必要となりますので、ここでは一例として高値圏でしばしば見られる2本のローソク足の形を紹介するに留めておきます。


1本目が陽線で、2本目が陰線、
2本の合計をすると上ひげの十字線に

これは、1本目が陽線、2本目が陰線の組み合わせで、2本のローソク足を足し算すると右端に示されるような、始値と終値が同じ価格(同事線)で上ひげが伸びたローソク足となります。これは典型的な反転パターン(上昇から下降への反転)のひとつで、2デイ・リバーサルと言われるパターンです。逆に、安値圏でしばしば見られるものとして陰線+陽線=下ひげが伸びた同事線、というものもあります。

チャートの時間枠についても説明しておきましょう。先ほど表示したチャートは日足チャート(ローソク足1本が1日)で、テクニカル分析を行う際には最も重要な時間枠のチャートとなります。分析期間をより長期で判断する時は、週足(ローソク足1本が1週間)、月足(ローソク足1本が1か月)と時間枠を長く(大きく)し、分析期間をより短期で判断する時は、1時間足(ローソク足1本が1時間)、5分足(ローソク足1本が5分間)というように時間枠を短く(小さく)します。MT4では標準で1分足、5分足、15分足、30分足、1時間足、4時間足、日足、週足、月足の9つの時間枠でチャート表示が可能です。また、MT4では複数の時間枠を1つのチャートに表示するためのMTF(Multiple Time Frameの略、複数時間枠のこと)指標を使うことも出来ますから、取引を5分足で行う場合に取引時間枠のチャート上に1時間足や日足といった上位時間枠を表示して効率よく分析を行うことも可能です。

山中康司氏
山中康司氏
1982年アメリカ銀行入行、1989年バイスプレジテント、1993年プロプライエタリー・マネージャー。1997年日興証券入社、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。2002年アセンダント社設立・取締役。テクニカル分析とアストロを組み合わせた独自の為替予測を行ない、各社にレポートを配信。セミナー講師やコンサルティング等もつとめている。
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